艤装品とは?今更聞けない漁業用語を解説します【漁師の基本】

艤装品とは?今更聞けない漁業用語を解説します【漁師の基本】

艤装品とは、平たく言えば船体に取り付ける物体を指します。

錨・アンカーチェーンや滑車といった係留金具、救命胴衣や浮き輪など救命用具など幅広い物品が該当します。

もちろん船体に積載されたエンジンや舵も艤装品であり、レストルームに取り付けたミラーや窓も同様です。

内装に関して言えば、乗船中の居住性や操船の快適性を左右する大事な箇所でもあります。

船舶の性質や機能に大きな影響を与える部分であるため、造船の際には入念な打ち合わせが必須です。

国家標準の1つである日本産業規格(JIS)によって定められた、厳格な基準をクリアした製品を搭載・装備する必要があります。

なお艤装というワードは自動車や航空機・列車など広く用いられていますが、本来艤装とは造船の際に用いられた言葉であるという豆知識を覚えておくと良いでしょう。